エッセイ | 食のこころ

 

東葛レストランサミット 2016年・冬

相談役 石戸孝行

日本では、世界の食べ物がほとんど食べられる。

それが、最近では柏で食べることができるようになった。

先日も、私の友人が傘寿(80歳)を祝ってイタリア料理の招待受けた。

6名までご招待というので、商工会議所の会頭、専務理事にも出席をお願いした。

6時の定刻に店にお邪魔すると、なんと厨房には3名の有名シェフが迎えてくれた。

その店のオーナーシェフの他に、中華と京料理の店主が忙しそうに調理をしていた。

この3名のシェフで料理を作ってくれるというわけだ。

飲み物もスプマンテに始まり、北イタリアの赤、白ワインと料理のタイミングに合わせて次々と出てきた。

私の好きなものを知り尽くしたシェフだけあって、上海カニの老酒付け、真タコの軟らか煮などがタイミング良くテーブルに運ばれる。

東葛6市にまたがり、そのオーナーたちの研鑽・情報の場として、レストランサミットという会を結成している。

現在17店舗で構成されている。数か月に一度は会員の店で食事をしながら勉強会を開いている。

下に敷いてあるフォアグラが見えないほどトリフかかって、その上にキャビアと食べたことがある人ならよだれが抑えきれないようなご馳走を口に運ぶ。

ここでは「顎を動かして損したなあ」などということは絶対にない。

言うまでもないが、料理には作る人の哲学が入っている。

その材料にも作り手の哲学が読み取れる。

そこに限りない感動と、生きていて良かったと言う実感がわいてくる。

手を合わせて「頂きます」と自然に出てくる。

食べ物を大切に扱うことを教えていただいた、青山紀ノ国屋故増井徳男会長、故エコピア石原功三社長、いかり行光博志会長に改めてお礼を申し上げます。

80歳になっても教わることばかりだ。