食と環境を考える京北スーパー

グローバルナビ

エッセイ“食のこころ”

柏駅周辺の未来を想う

代表取締役会長 石戸義行

私は7歳まで、柏駅東口にある柏二番街商店街(アーケード)内で現在でも営業させて頂いているKEIHOKU柏店の2階で生活をしていました。

玄関のドアを開けるとそこには社員食堂があって、母や叔母達が社員さんたちの食事を作っていた50年位前のことを思い出します。

私の遊び場はコンクリートの屋上や店の前にあったパチンコ屋さんに落ちているパチンコ玉だったことも思い出しニヤリとしてしまいます。

私が2歳になった1964年(昭和39年)、東京オリンピックが開催された頃から柏市では市街地再開発の機運が高まり、1969年(昭和44年)に施行された都市再開発法の第1号の指定を受け柏駅前再開発事業が開始されました。

1971年(昭和46年)4月に柏市内の国鉄常磐線が複々線化となり、1972年(昭和47年)10月には柏駅に快速ホームが開設され、快速電車が停車するようになりました。

1973年(昭和48年)10月には柏駅東口に日本初のペデストリアンデッキ(柏市ではダブルデッキと呼んだ)が完成し、同月柏駅東口にそごうが開業し、翌11月には柏駅西口に高島屋が開業して、駅前再開発事業が一段落しました。

それから40数年の間に多くの商業施設が郊外に出来ています。

昨年も沼南にセブンパークや大型スーパーも柏に進出している一方で、柏駅前では昨年そごう柏が撤退し、まだ今後の見通しが示されていない現状があります。

柏駅前の賑わいを生み出す取り組みは緊急の課題です。

そごう跡地が無計画にマンション建設だけという選択は避けなければと思います。

柏駅東口のダブルデッキの老朽化を考えると、そごうの跡地を含めた再再開発のチャンスとして考えます。

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