秋田県由利本荘市「まるごと売り込み連携協定」
KEIHOKUと秋田県由利本荘市は「まるごと売り込み連携協定」を締結しています。
鳥海山の恵みを受けた由利本荘市の地域産品について、掘り起しや売れる商品づくり、そして「由利本荘ブランド」の確立と、本物志向の品揃えをするKEIHOKUと、お互いより良い関係を築き発展させていこうということで一致し、平成27年5月14日に「まるごと売り込み連携協定」を締結いたしました。
今号では、地域産品の一部をご紹介いたします。
秋田県産天然山菜の煮物(フキ・ミズ)約100g入/1パック 298円+税
秋田県産天然山菜の煮物(ミックス)約100g入/1パック 298円+税
※価格は2017年8月現在のものです。
秋田県は天然山菜の宝庫。
秋田県のがんばる農山漁村集落「秋田県元気ムラ」のお父さん、お母さんたちが手摘みした天然山菜を使用し、お母さんたちが心を込めて調理した煮物を、KEIHOKUでは平成29年春から販売しています。
KEIHOKUで秋田県元気ムラの天然山菜を販売するようになったきっかけは、平成23年1月に秋田県の集落活動を支援する「秋田県元気ムラ支援室」の職員の方が、天然山菜を持って弊社の現社長に商談に来られたことから始まります。
そして、平成25年6月にKEIHOKUで「秋田県フェア」を開催し、柏店店頭に秋田県元気ムラ集落のお父さん、お母さんたちにお越しいただき、天然山菜を販売、その後毎年年2回秋田県フェアを開催し、そのたびに柏店店頭で天然山菜や手作りの漬物、秋にはきのこを販売しています。
地域の方からしたら山菜は身近にあるもので、普段から食べられていますが、実際に商売をしたことがありません。
秋田県にはいろいろな山菜がありますが、どのようにしたら秋田県フェアの時だけでなく、通常KEIHOKUで販売ができるか、どのくらいの量をどのような袋に入れて販売すれば良いかなど、秋田県元気ムラ支援室から相談を受け、平成23年7月に弊社の現社長が集落の状況を見に現地を視察に行ったのをきっかけとして、毎年数回、交流、指導を兼ねた視察をしています。
やがて、関わってくる地域の方々も連携してきて、山菜もまとまった量を集められるようになりましたが、生の山菜を販売できる時期は限られているため、年間を通して販売できるように、秋田県元気ムラ集落の方々で〝水煮〟の加工を勉強されるようになりました。
水煮は塩蔵保存した山菜を戻し、袋に詰めて殺菌処理をして出荷します。
山菜の水煮は下処理が不要なので手軽に料理に使用できます。
その後、この天然山菜をもっと手軽に食べてもらうため業務用惣菜ができないかと、秋田県元気ムラ支援室から相談を受けました。
KEIHOKUの惣菜部では、平成27年に実施した「秋田県元気ムラ惣菜試食会」で認定された煮物レシピですでに山菜の煮物を製造していましたが、並行して赤田ふれあい加工所でも地域のお母さんたちで試作製造、平成29年3月より本格的に「フキとミズの煮物」「山菜ミックスの煮物」の業務用惣菜商品の製造を開始されました。
業務用惣菜商品の開発にあたりKEIHOKUで試食選定会を実施しましたが、秋田県の地域の味付けは関東では少し甘めに感じたため、KEIHOKUで調味料、レシピを提案、そして山菜の食感を出すためにカットする長さを指定するなど、関東の味にしていただきました。
赤田ふれあい加工所のみなさんは、いろいろなアドバイスも聞き入れてくださり、真面目に取り組んでくださいました。
KEIHOKUの惣菜コーナーで販売している「フキとミズの煮物」「山菜ミックスの煮物」は、山菜を知りつくしたお母さんたちが心を込めて調理しています。
素材の風味が感じられる優しい味わいの煮物です。
山菜を知りつくしたお母さんたちが心を込めて調理しています
赤田ふれあい加工所のみなさんと取材班